【キャズムの谷】スモールビジネスオーナーは最新ビジネスに乗っかんなくていいについてお伝えいたします。
- これからはビットコインだ
- これからは音声の時代、Club houseだ
- いやデジタルトランスフォーメーションだ!
そんな新しいテクノロジーやインフラのビジネスが出てきたときって、「そんなんだ、乗り遅れちゃいけない、うちも参入しなきゃ!」って思ってしまいますよね?
でも、普通の個人や中小企業、スモールビジネスオーナーであれば、実は最新のモノに飛ぶつく必要はないんです。というか飛び付いちゃダメなんです。
その理由をこの記事【キャズムの谷】スモールビジネスオーナーは最新ビジネスに乗っかんなくていいでお伝えいたします。
- 時代の流れがよくわかんない
- 新しいビジネスに乗り遅れないか不安
- 流行を追いかけ続けるのってなんかしんどそう
そう思っている方の回答につながればうれしいです。どうぞ最後までお付き合いください。それでは行きましょう。
【キャズムの谷】スモールビジネスオーナーは最新ビジネスに乗っかんなくていい
新しいビジネスが出てくるときのパターン
新しいテクノロジーや製品・サービスが世の中に出てきて一般化するまでの流れには決まったパターンがあります。
新しいモノが世の中に出てきたときに、
- すぐに取り入れる人と
- みんなが取り入れるようになってから取り入れる人と
- みんなが取り入れてもかたくなに拒否する人と
いますよね。
古い話ですが、テレビ番組を録画するのにVHSとベータの2種類の規格があったのですが、ベータの方がコンパクトで性能も良かったらしいのですが、広まって一般化したのはVHSの方でした。若い人は何言ってるのかわかんないですよね?
このように世の中のテクノロジーや商品・サービスには、新しく登場して一般化するものとそうでないものがあります。
一般化するかしないかのその間には溝があってその溝のことをキャズムと呼びます。ジェフェリー・ムーアー著者のキャズムという本でそのことが詳しく書かれています。興味がある人は読んでください。もう10何年も前に買った本で、今Ver.2というのが出てるみたいですね。
キャズムでは、世の中に新しいテクノロジーや商品・サービスが登場したときに参入するタイミングによって5つの層があるということです。
1. イノベイター
イノベイターは新しいものに興味を持ってすぐ取り入れる層。オタク的な人たちですね。
2. アーリーアダプター
アーリーアダプターは先見性のある人、新しいものに興味があるというよりは、それが今後一般化するのかどうか?に興味がある人、インフルエンサーはここじゃないかな。
3. アーリーマジョリティー
アーリーマジョリティーはある程度流行に敏感な人で流行りだすと取り入れていく層。
4. レイトマジョリティー
レイトマジョリティーは、日和見主義というか「みんながやってたらやる」という層。
5. ラガーズ
ラガーズは石橋を叩いても渡らんという頑固で動かない層。年配の人が参入してくるとここにあたります。
アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間の溝がキャズムです。アーリーマジョリティーの層が取り入れるかでその市場が一般化するかどうかが決まります。
一般のスモールビジネスオーナはどのタイミングで参入するのがいいと思いますか?
勘のいい方はお分かりかもしれませんが、早く参入すればいいとは限らないのです。次でお伝えいたします。
新しいビジネスを追いかけちゃダメな理由
もう今はビデオテープも使わなくなりましたが、VHSのビデオデッキが普及したときにベーターを買った人たちはどうなったでしょうか?ビデオテープを探すのに苦労して、そのうち入手できなくなったのではないでしょうか?
これは例えですが、スモールビジネスオーナーの方は新しいビジネスにいち早く飛び付いちゃダメなんですね。世の中に革新を起こしたい人は別ですけどね。
僕の体験からもそう思います。
- 僕は携帯電話持つのも早かったし、
- iPhone出たときもすぐ買ったし、
- iPadも初代から購入してました
なんでも大体早く手を出す方だと思います。
動画作って配信するのもけっこう早かったです。そしてiPhoneが日本で発売されたときに「これからビジネスの集客は動画や!」て思ったんです。
それでクライアントの仕事で、
- 動画埋め込んだホームページを作ったり、
- 動画にリンクを貼った動画メルマガの配信もやってました。
やりだしたのが2008年~2010年ごろだから今から10年以上前です。YouTuberもいなかった時代。少なくとも日本では。
そしたら、そこから数年経ったときに、2011年~2013年くらいかな、あなたもご存知ヒカキンさんとかYouTuberと呼ばれる人たちが出てきて大成功しましたよね。
そして、さらに5年くらい経ってビジネスYouTuberと呼ばれるインフルエンサーの動画が一般化してきました。
このように、早い段階で動画を導入していたら大成功したか?というと残念ながらそうではないんですね。
もちろん、動画埋め込んだホームページは結構集客してくれましたし、動画メルマガもある程度好評だったんですけどね。
早く参入しても大成功しなかった理由は、僕が動画を作り始めたころって、
- スマホを持ってる人が少なかった、タブレット持ってる人なんてほとんどいなかった→動画はPC立ち上げて見るしかない
- 通信速度やPCの性能が動画を十分に見れるほど速くなかった→遅い人はストレス→見ないように
- 映像の質がそんなによくなかった→ずっとは見てられない
動画を見る環境が追いついてなかった、必然的に動画を見る習慣も根付いてなかったというところもあると思います。
ではビジネスの参入のタイミングってどう見極めればいいのでしょうか?次でお伝えいたします。
結局スモールビジネスはいつ参入したらいいの?
僕の理論だと、新しいビジネスが出たときって一旦世の中から忘れられる時期があると思うんです。
YouTubeも最初出てきたときは、2005年だそうですけどね。名前は知っていたけど、一般的ではなかった。そこから日本でもYouTuberと呼ばれる人が出てくるまで7、8年のタイムラグがあったんですね。
この間ヒカキンさんがチャンネル登録者100人突破したときの動画を偶然見たんですけど、100人まで2年掛かったって言ってました。そんなことみんな知りませんもんね。
YouTubeで稼げるという前例もない中、毎日投稿し続ける。普通の人はできないですよね?この辺りの人はイノベイターになるかな。
ここで普通の人が参入すると地獄を見ると思います。というかそこまで続かないですよね。この辺りでYouTubeで稼ぐ人がいるんだと、この流れを作ったのはイノベイターと言えますね。
そこから2019年、2020年のYouTubeブームでビジネスYouTuberが台頭してきて企業や普通の人もYouTubeに参入と、この流れを作ったのがインフルエンサー、この人たちはアーリーアドプターと呼べるんじゃないかと思います。
そして今やっとYouTubeがキャズムを超えるかどうかのタイミングに来ているんじゃないかなと僕は見ています。
今YouTube参入は遅すぎるという人もいますが、確かに先行者優位のタイミングは過ぎているかもしれないですけど、ビジネスの集客のために参入するには一番いいタイミングなんじゃないかなと僕は思います。
おそらく今後VR、ARが一般化するまでには10年ぐらいかかると思うので、それまでは個人や中小企業が自社サイトと同じようにYouTubeチャンネル持つようになると思います。多分これでキャズムの壁をやっと超えたところだと思うんですね。
世の中の流れが早くなったとはいえ、キャズムを超えるまでタイムラグや波があるんですね。なので、スモールビジネスオーナーが新しいビジネスに参入するベストなタイミングはキャズムを超えた後のアーリーマジョリティーの前半のタイミング方がいいと思います。
そう言う意味では例えば、
- Eコマース(通販サイト)
なんかはスモールビジネスが参入して活用するのにいい時期なんじゃないかなと思います。
ここまでご覧いただいてありがとうございました。この記事では、
- 新しいビジネスが出てくるときのパターン
- 新しいビジネスを追いかけちゃダメな理由
- 結局スモールビジネスはいつ参入したらいいの?
についてお伝えいたしました。
あなたの参考になったでしょうか?参考になったよ!」というあなたは、どんどんシェアしてもらって構いません。
それではまた、会いましょう。