この記事では【天職の見つけ方】「天職」は探そうとすると見つからないについてお話しします。
「やりたい仕事をしたい」
「天職を生きたい」
そう思っている人の中には、
「自分のやりたいことは何か?」
「天職は何だ?」
「自分の才能って何?」
と、天職を見つけようと一生懸命になってうんうん考えて「あれでもない、これでもない」となかなか前に進めなくて苦労してる人も多いようです。でも、そうやって天職を探そうとするとなかなか見つからない、わからなくなってしまいます。
この記事では
- 自分の天職ってどうやって見つけたらいいのか?
- そもそも天職って何か?
- 天職を生きるコツは?
その辺りの僕の見解についてお伝えいたします。この記事をご覧になると、天職を見つける旅から解放されてやりたい仕事を現実的にやる方法がわかります。どうぞ最後までご覧ください。それでは行きましょう。
天職ってどうやって見つけたらいいの?
自分のやりたいことがわからない
僕には高校生の甥っ子がいて、もう3年生なんで来年大学入試です(記事執筆当時)。大学は進学するつもりだそうですが、「自分がやりたいことがわからない」って言ってるそうです。
まぁその年でやりたいこと、天職なんてわからないのは当たり前やろ~って思いますけど、大人になっても自分の天職がわからない人ってたくさんいます。
僕も振り返ったらずっと「自分のやりたいことって何やろ?」って考えてきたと思います。今でも時々「自分って何やりたいんやろ?」って考えるときがあります。
天職を探そうとしてはいけない?
「自分のやりたいことって何だろう?」
「自分の天職って何だろう?」
って思うことはいいことなんですが、いつまで経っても「天職を見つけること」に時間を費やし続けて一生を終えるなんて考えただけでゾッとしますよね?
実は何を隠そう、僕自身がずっと長い間「天職を見つけること」に時間を費やし続けていたんです。なので自戒も含めてこの動画作りました。
答えから言いますと天職を探そうとすると天職は見つかりません。禅問答のようですね。では転職を生きるってどんな風なんでしょうか?それをお伝えします。
憧れの仕事が天職ではない?
なりたい職業が天職とは限らない
自分が好き、やりたい、なりたいって職業が天職ではないというケースのお話をします。
僕は高校時代バンドをやってまして「将来はプロのミュージシャンになる!」って決めてました。それ以外考えられない、考えたくないと思ってました。
高校卒業して上京してミュージシャンの道を目指したんですが敢えなく挫折。その後もバンド活動は続けてました。もちろん他の仕事をしながらね。
でもやっぱり「好きな仕事をしたい」「一生このまま終えたくない」って思って起業したんですね。
そして、いろいろ起業の勉強する中で「好きなことをする時間を増やしなさい」って書いてある本があったんです。
それで、その本に書かれたことを忠実に守って1日中音楽制作してた時期がありました。会社辞めてからなんで無職のときです。当時もう結婚していたので奥さんからしたら「はぁ?」って感じですよね?
それで半年ぐらい経って「これを仕事にするとちょっとしんどいかも?」って気がついたんです。憧れてなりたいと思ったミュージシャンもほとんどが地味でしんどい作業の積み重ねってようやく気づいたんですね。幻想を抱いてたんです。
好きなことやりたいことは一回振り切るまでやってみる
そこで学習したことは、好きな仕事、憧れてる仕事があるなら、一回振り切るまでやり尽くすのがいいと思います。そうすれば天職かそうじゃないかわかりますからね。もし、天職じゃないってわかったとしてもその時間は絶対に無駄な時間ではないです。
それでは天職ってどこにあるのでしょうか?それをお伝えします。
苦手に見えることが天職だったりする
「向いていない」「キライ」は思い込みかも?
一見苦手だなと思うことの中に天職が隠れていることがあります。
僕は物心ついたときから人とのコミュニケーションが苦手で一人でやる仕事が向いてると思い込んでいました。
デザイン会社に就職したときも「Macの前でデザインできる仕事」って思って選んだんだけど、いざ入って見ると「お客さんとこ行くぞ」って営業に同行させられたんですね。
お客さんっていうのが当時の松下電器、今のパナソニックだったので、結構というかめちゃめちゃ大企業ですよね。そのパナソニックの展示会のデザインの仕事だったんですけど、民生というんですがTVとか家電とか完成品ではなくて、その中に入ってる電子分品、コンデンサとか半導体とかの事業部の展示会のブースの装飾や説明パネルなどのデザインをしていたんです。
それでプランを持って行って大会議室で各部署の担当者の大勢のお客さんの前でプレゼンしなきゃいけなかったんですよ。
先輩に「今日はお前プレゼンしろ!」とか言われて、もう声は震えて何言ってるのかわからないし、手も足も震えてガクガク、胃も痛くなってきて、先輩に「なんでデザイナーなのに営業の仕事しなきゃいけないんですか」ってブツクサ文句言ってたんですね。
自分の好きな仕事、才能はやってみないとわからない
そんなことを強制的に何年もやらされて、そのうち任されて一人でお客さんのところ行くようになってたんですね。
お客さんのところ行って打ち合わせしていると「これどういうふうに展示したらいいですかね」って聞かれて、「お客さんの動線がこうなんで、こういうふうな展示したらどうですかね」とか提案するとお客さん喜んでくれるんですよね。
そうするとお客さんのところ行くのイヤだったのが「あれ、楽しいかも?」って思えてきたんですね。
ある担当者の方と打ち合わせしていると違う部署の担当者の人が通りかかって「海堀さん、後でうちところも来てもらえます?」とか声かけられたりして「はい、わかりました」って。そんな仕事が心地よくなってたんですね。
いつの間にかお客さんに頼りにされるようになっていたのです。
一人で仕事をするのが好きだと思っていたけど、お客さんに提案して喜ばれたり人とのコミュニケーションを取る仕事が実は向いていて好きだってことに気づいたんです。
真逆ですよね。結構あなたが苦手だと避けていることの中に案外天職があるかもしれませんよ。
天職が見つかる体験は他にもあります。それをお伝えします。
頼まれごとの中に天職がある
頼まれた仕事に応えることで才能は開花する
僕は人に頼まれていつの間にかそれを仕事をするケースって案外多いです。
- ホームページ制作
- 動画制作
- コーチング
- コンサルティング
みんな頼まれたり「やれば!」と言われて始めたことです。
僕が起業して間もないころある先輩にホームページ作成を頼まれたんですね。その先輩は会社の社長で先輩の会社のホームページが必要とのことでした。
その先輩は僕がデザインできることを知っていて頼んでくれたんだと思います。でも当時僕はホームページ作ったこともなかったんです。
先輩に、
僕ホームページ作ったことないんですけど…。
と言うと…。
作れるやろ?見積もりちょうだい、
俺次の約束あるから、じゃ、頼んだね~。
って去っていったんです。どんだけ信頼してんねんって感じですよね。
まぁ人からよくしてもらえるそういう運だけはあったみたいです。先輩の「やるやろ!」というやるしかない前提の圧をかけられて頼まれたらやらなくちゃしょうがないし、その当時「これからはホームページが必要な時代だな」と言うのも僕も思ってたんで「やろうか!」と言うことで作ることにしました。
突き詰めて仕事を進めていくうちに人に教えられるほど身につく
それからホームページの作り方を必死で調べました。もちろん独学で、本を買ったり、DVDを買ったり、仕事関係のWEB担当の人に聞きに行ったり。本当に必死でした。
HTMLやCSSのコードを使ってやるんだなとか技術的なこともあったんですが、その中で売れるホームページに関する本を見つけて、
「なるほどホームページってただ作ってもしょうがないな!」
「やっぱり商品売れたりお問い合わせ来たり、お客さんから連絡が来ないと意味ないな!」
と言うことに気づいて、そこからセールス・マーケティングの分野も勉強して、気がついたら今では経営では僕よりもずっと先輩の経営者に教えるぐらいになってました。
頼まれたことに応えると自分の仕事スタイルができあがった
でいざ、ホームページ作ろうと思ったら、
「誰に何を提供してどう役立つ事業なんか?」
「それに対しての経営者の考えや情熱を聞かなわからへんな」
と思って先輩に話を聞きに行ったんです。先輩は最初
インタビューみたいでイヤやな〜
って怪訝そうな顔してましたが、話し出すとやっぱり話が乗るというか先輩の話でエネルギーが高いポイントというのがわかるんですね。
- クライアントにインタビューしてエネルギーの高いポイントを掴む。
- その部分をピックアップして文章にする。
- それをホームページとしてアップする。
僕はそんなスタイルでホームページを作っているのですが、それはこのときから始まりました。出来上がったホームページを先輩も気に入ってくれたみたいで「俺も改めて考えさせられたわ」って言ってくれました。
ホームページ作るようになってそこからもう17年になります。
天職とは?
僕が自分で理解している天職は、
- ホームページ作成という形ではなくて、
- お客さんの中にある情熱や思いを表現してコンテンツという形にする。
- それが役に立つ人の元に届く。
- そういうことに携われていること。
それが僕の天職だと考えています。
最後に
この動画では、全体的に目的意識についてお話ししてきました。
この記事のおさらいをすると、
- 天職を探そうとすると意外と天職にたどり着くのに時間が掛かる、辿り着けなくなる。
- 天職が見つかったら楽しい仕事ができるのではなく、目の前の仕事をやっていたら仕事が楽しくなってきて天職が見えてくる。
- 頼まれたことをやっているうちに天職に巡り合った。
- 自分が好きだとかやりたい、なりたいと思う職業の中より、一見イヤだなと思うこと、頼まれたことの中に天職があるかもしれない。
- 形の見える職業や仕事とは限らなくって、見えない領域の仕事のあり方も含めた部分に天職がある
という話をお伝えしました。
ここまでご覧いただいてありがとうございました。
この記事では、
- 天職ってどうやって見つけたらいいの?
- 憧れの仕事が天職ではない?
- 苦手に見えることが天職だったりする
- 頼まれごとの中に天職がある
についてお伝えいたしました。
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